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エムカクの【明石家さんまヒストリーチャンネル】
エムカク=1973年生まれ、大阪府在住。1996年より「明石家さんま研究」を開始。以降、ラジオやテレビ、雑誌などでの明石家さんまの発言をすべて記録し始める。その活動が、水道橋博士の目にとまり、2013年9月10日より「水道橋博士の『メルマ旬報』」で連載「明石家さんまヒストリー」をスタート。日本テレビ「誰も知らない明石家さんま」など、テレビ特番のリサーチャーも務める。
- 明石家さんまの暴走
- 明石家さんまと上方落語の爆笑王
- 明石家さんまの落ち込まない思考法
- 明石家さんまの言葉「努力について」
- 明石家さんまはなぜいつも元気なのか
明石家さんまの言葉(動画より一部抜粋)
- ダメな時を楽しみたいという。”これから俺はどうなっていくねやろう?”とか、ワクワクするの。
- 俺、自分の人生もピンチのときのほうが好きなんですよ。
笑えてくるんですよ。”俺、これからどうなんねやろ?”とか思うとね。(2002年)
- 落ち込む人間は、自分を過大評価しすぎですよ。ダメになったらショック受けんねやろ?出来ないと思い込んでやりゃ大丈夫やねん。(2008年)
- 悩みはない。悩むほどの能力はない。人は自分を過信しすぎている。自分ができると思うから悩みを持つんやからな。できないと思って生きてる方が悩まない。(2021年)
- 落ち込む人間とか、ストレス溜まる人間は、自分を過信してる奴らなんで。もっとできたんじゃないかとか、もうちょっと笑いとれたんちゃうかとかいう芸人も多々いるんですけども。俺は自分を絶対過信してない。こんなもんだって、いつも諦めてます。(2016年)
- 俺は自分の評価は全然高くないですからね。高いところに置いてないんですよ。自分はできると思い込んでるから、できないと落ち込むんでしょ?今日やったことがすべてやのに、みんな悩むからわっけわからないんですよ。アカンときはアカンで、ものすご笑ってますよ。(2009年)
- あきめる美学やからね。人生の壁にぶち当たったら、遠回りしてもどっか抜けるとこがあるやろうと探すね。
- 壁にぶつかるというのは、自分のこと過大評価しすぎてるんですよ。壁にぶつかった時点でそのときの限界なんですよ。だから、”ぶつかっときましょう”ということですよね。そこの壁で遊びましょうよ、みなさん。(2002年)
- 高いハードルを越えられなかった場合、人はものすごい自信を失う。経験上ね。だから、”あのハードルを越えたい”っていう目標に向かって行って走っていくだけでええねんね。これが人生ならね、君のハードルが人生なら。それが楽しいねんね、越えようが越えまいが。”超えられるだろう”と思って走ってんのが一番充実してるよな。(2016年)
- もっともっと、自分を愛することが大事やね。みんなねぇ、他人ばっかり愛してねぇ、自分を愛さない人が多い。ほんとはねぇ、一番好きにならなきゃいけないのは自分なのよ。(1994年)
- 常に笑いはその日がベストシーン。毎日ベストシーンは塗り替えている。今がベストシーン。生きていて今日という日が頂点。昨日はもうベストじゃない。昨日の経験を踏まえての今日だから、今日がベスト。明石家さんまのベストシーンは今日、今! (2016年)
- 人気というのはすぐ落ちる。当たり前や。ひらき直っているのではなしに、人気なんか落ちるのはわかってる。このまま一生続くことなんか考えられへんと思う。でも、もしもいっぺん沈んで再び浮き上がってきた時にね、ぼくはどうなんやろうな。挑戦して、いろいろな武器で戦って、自分の能力を全部出しつくして、精いっぱいやって、これ以上無理やっていう時、きっとぼくはやめるわ。燃え尽きるまでやる。これが僕の信念や。ま、ぼくの仕事は頂点がないだけに、燃えつきへんと思うけどな。とりあえず疲れたらやめるわ。体ばっかりじゃなくて、何もかも疲れたらね。ぼくの中に何かが光っている間はやらなあかんし、やっていきたい。そうや、体や心の中に何か光っていたら、まだ大丈夫や。やれるんや。ぼくはこのごろそう思いはじめた。将来どうすると考えるよりもね、いまを生き、いまという時間がつながって、将来につながっていくと思うんや、”継続は力なり”って言葉があるやろ。今を必死で生きることは決して無駄にはならへんと思うわ。(ビッグな気分―いくつもの夜を超えて (1980年))
- “継続は力なり”って言葉があるやろ。今を必死で生きることは決して無駄にはならへんと思うわ。これからもテレビ時代は続くでしょう。ぼくがシぬまでは間違いなしや思う。で、一方で、いまテレビに出んと、みっちり落語の修行をしてる人もいると思う。つまりぼくと正反対にね。下地ができて、いざテレビへ進出やとその人が登場した時、ぼくはその人に絶対に勝たなあかんのや。テレビでぼくは育ってきてるからね。そんな人たちが出てきて、ぼくが司会者をとられんように、勝たなあかんね。でも、それは単に芸だけやない。人間としても、もっともっと磨かねばあかんのや。そやけど、これだけの経験があれば、たぶん勝つし、勝たなおかしいとおもうんや。そやから、ぼくはこれから将来も、テレビタレントでいくような気もするし、いかなしようがないですよ。そうなると、本当に忙しい”いま”のひとつひとつが必ずぼくの栄養になると違いますか?(ビッグな気分―いくつもの夜を超えて (1980年))
- 落語には戻りたくないし、戻れないし、新しい自分だけのものを築く努力をしてみようと思うてます。(1982年)
- 最近考えたんは、自分がシんでも、まわりが悲しんだり泣いたりするんは、せいぜい1週間。なんやたいしたことないんやなってさとりましてん。それによって、スパッとふっ切れたことがありますね。”軽さ”をテッテー的に追求しようって思います。世の中、軽、薄、短、小って風潮で、”軽さ”がもてはやされてるけど、風潮じゃない”軽さ”の芸を作り出したいですね。(1983年)
- でも、ほんまに辛い商売でね。考えちゃダメ、お笑いは。考えこんだら終わり。(1999年)
- 努力は報われると思う人はダメですね。努力を努力だと思うのがだいたい間違いですからね。努力が報われるなんて絶対思っちゃいけないね。報われると思ってやっちゃダメなんですよ。好きだからやってるだけで終わっといた方がええね。これは報われるんだと思うと、よくない。人は見返りを求めるとろくなことがないからね。見返りなしでできる人が一番素敵な人やね。努力を認めてほしい人は失敗しますね。こんなにがんばったのにとかね。がんばってどうにかなるもんじゃないからね。(2014年)
- 今日がベストっていつも本当に思っている。だから「悲しい」「努力」「嬉しい」を早く日本の辞書からなくしたしたほうがいいと思っている。不幸とか幸せは決めるからおかしくなるの。「人生」という一つの文字でええと思う。「人生」という言葉で一つにまとめたほうがわかりやすい。(2021年)
- 俺は前から言うてたけど、努力という言葉を辞書から早くなくせ、と。努力するのは当たり前やからな。これは行動の中に努力を入れた方がええねん。生きるとかな。
幸せと努力は早く辞書からなくしてほしい。幸せなんていう言葉があるから、みんな幸せに惑わされるんやないかい。なくしたらええねん…だから不幸があったって、これは自分の道なんだと思うと、そう不幸と思わないやろ。だからあまり分けなくてもいい。毎日毎日がその人の人生やな、っていう言葉の中に入れた方がええ。(2023年)
- 物事を考えてよかった試しが一度もないから。もう、考えないことにしたんですよ。(1997年)
- 僕は人生2択だと思ってますから、好きか嫌いか、するかしないか、したいかしたくないかだけですよね。2択の人生のほうが楽ですよ。
- 今まで経験してないことを経験して、死ぬ間際に一つでも後悔が少ないように生きていきたい (2022年)
井上ジョー公式 (Inoue Joe Official)
井上 ジョー(いのうえ ジョー、Joe Inoue)は、アメリカ出身の歌手、作詞家、作曲家、編曲家、サウンドエンジニア、音楽プロデューサー、YouTuber。
その他、暇潰しにおすすめのYouTube動画、チャンネル。人生、伝記、半生記など
予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」
ゲーム大好きずんだもん
世界まる見えずんだもん
月光夫婦のシネマ
NHK ONE NHKアカデミア
NHK アカデミア (視聴にNHK受信契約が必要。)
NHK アカデミア 過去エピソード より一部抜粋
- 初回放送日 2022年4月26日 山中 伸弥(生命科学者)
- 初回放送日 2022年6月28日 村山 斉 (宇宙物理学者)
- 初回放送日 2022年8月30日 吉田都 (芸術監督)
- 初回放送日 2022年9月27日 妹島和世 (建築家)
- 初回放送日 2022年11月22日 皆川明 (デザイナー)
- 初回放送日 2023年2月28日 真鍋大度 (アーティスト・プログラマー・DJ)
- 初回放送日 2023年9月6日 カズ・ヒロ (特殊メイクアップアーティスト)
- 初回放送日 2023年10月18日 浅川智恵子 (コンピューターサイエンティスト)
- 初回放送日 2025年6月11日 財津 和夫 (シンガーソングライター)
- 山中伸弥
- 父の勧めもあって、神戸大学の医学部に入りまして、1987 年に卒業して外科医を志しました。しかしですね、残念ながら私には外科医の才能はなかったみたいで、周りの指導医の先生から毎日怒られると、これはダメだと、外科医としてはやっていけないと、そういう思いも強くなりました。そんな中で、このまま外科医でやっていくよりも、研究者になりたいと思いました。父親のような、今は治療できない病気やけがを、将来治すことに貢献できるんじゃないかと、そんなふうに思って進路を大きく変えました。ま、と言うとかっこいいんですけれども、ある意味、外科医の修行から尻尾を巻いて逃げ出したというのも、正しい表現のような気がします。でも結局、外科医を諦めたことが、iPS 細胞につながっていったわけであります。
- ようやく私は自分のビジョン「何のために研究者になったか」を思いだしました。それはですね、「生命の謎を解明して、今は治せない病気やけがを将来治すようにしたい。そのために研究しているんだ」という、そんな大切なビジョンを忘れていたんですが、それを思いだして、それ以降自分のビジョンを忘れないようにしています。私にとっては本当に大切な、大切な VW(ビジョン(Vision)&ワークハード(Work Hard)) という言葉です。
- 村山斉
- あちこちゴツンゴツンしながらやってきた私の人生なんですけれども、いろんなことをその中で学んできました。そしてぜひ一つだけ、皆さんに言いたいことがあります。「どんなに頑張っても、本当に取り組むことができることというのは、自分が信じていることだ」ということです。大学のある夏のことです。セールスのバイトをした時期があります。8 月の暑いひとつき間、一軒一軒まわって教材を売るというバイトです。完全コミッション制なので、売った数だけ給料になりますから、「これは頑張って売って、いっぱい給料をもらうんだ」と思って頑張りました。30 日間歩きまわった結果、実は一つも売れなかったので、収入ゼロでした。自分が信じているものだったら、多分一生懸命説得できたと思うんです。でも自分が信じていないことは、やっぱり全然説得力がなくて、だから売れなかったんだと思いました。
- 自分で信じるものが見つかったら、それを選んで、それに飛び込んでいって、決して振り返らずに前に進んでいく。前に進むのもゴツンゴツンするかもしれませんが、決して振り返らずに前に向かって進んでいく。これをぜひ皆さんに覚えておいてほしいと思っています。
- 吉田都
- もしちゃんと将来の自分の人生設計ができていたら、私は多分バレエを職業に選んでいないんです。よね。だって、特に日本は、バレエで生きていけないんですよ。だけれども、私はこのバレエに出会ってしまって…そういうことって頭になかったんですよね。だからこそ、バレエに向かっていけたと思うんです。例えばロイヤルバレエ団で踊りたいとか、プリンシパルになりたいとか、そういうものもなく、ただ『踊りたい一心』でした。バレエダンサーとして踊っている間も、そんなに長く続けられる職業ではないので、次のことを考えたりする方もいると思うんですけれども、やっぱり『今日』なんですよね、『今日の自分』。今を生きているという感じできているので、その積み重ねが最終的にイギリスでのお仕事につながった。
マサさんがやりたいことを一生懸命続けていると、次の道筋というのが見えてくる気がするんですよね。それがもしかしたら自分が思っていたところとは違うところかもしれないですけれども、やっぱり自分のやりたいことを本気になってやるというのは、とても大切なことだなというのは思いますよ。
自分がいちばん必死になっていたときって、何かが変わったりとか、誰かが手を差し伸べてくれたりとか、もしそういうふうに自分の気持ちでやりたいと思うのであれば、それに近づく何かを一生懸命やってほしいかなと思いますね。
- 真鍋大度
- アイデアをどうやって出すかというのは、いまだに自分でも分からないんですけど、そういうチャンスを増やすとしたら、やっぱりいろんなことを学んで、いろんなことを体験して、とにかく入力して、何かがきっかけになってアイデアが出てくるという感じかなと思うんです
- 浅川智恵子
- 視覚障害者がプログラミングを専門的に学べる職業訓練センターがあるということが分かりました。当時はパソコンもない時代で、コンピューターを使って何ができるのか、勉強したところで何に役立つのか全く分かりませんでした。でも「何か新しそう。おもしろそう」と思ったんです。
- 「今考えていてまず思ったことは、やっぱり『私には選択肢が他になかった』んです。『もう前に進むしかない』という危機感だったでしょうか。コンピューターからの出力を紙に印刷され、オプタコンで読んでいる自分。お話を伺って、あのブラウン管を5分、ルーペで読んだら本当に大変だっただろうなと思います。そこで乗り越えられたというか乗り越えるしかなかったのは、他に選択肢がなかったからだというふうに思います。私の障害が『目が見えない』ということだったんですね。だから前に進む、学校に行く、次に進む。これをしないと、私はもう家の中にこもっているしかないんです。ということで、やはり『社会とつながっていたい』という思いがすごく大きかったんだと思います。
- もしこれが、ひとりで自由にでかけられる状態だったらどうでしょうか。ちょっとそのあたりは分からないんですけれど、よく考えてみると、家の中で、ひとりどこにも出かけられないというのは、これはもう大変な苦しみだろうなというふうに思います。あとはやはり、私は『コンピューター技術者として、自分が日々抱えている問題の解決に取り組むことができた』ということも大きかったと思います。頑張れば頑張るほど、自分の生活が楽になったんです。だから今もこのAIスーツケースには大変な期待をしています。『ひとりでいろんなところに出かけられるようになる』。そういう目標を持っていると、やはりやり抜くしかないという気持ちで日々活動しております」
- 最後に皆さんにお伝えしたいこと、それは「発明のきっかけは、身近なところにある」ということです。専門的な学問分野の最先端の研究ももちろん大切です。でも実は身近な生活の中にも、発明のヒントがあると思います。アメリカではよく、小学生でも「ちょっとリサーチしてみよう」という会話があるんですね。例えば、日々の生活の中で「あれ?これはどうなっているんだろう」「これがあんなふうになったら、おもしろいんじゃないかな?」と思うことがあったら、まずはリサーチしてみてください。同じことを考えている人がいるかもしれないので、調べてみてください。これがリサーチの始まりです。「もっとよくしていくためには、どうすればいいんだろう」、「仲間を増やして、一緒に研究していこう」。そうやって進んでいくと、一歩前に前進することができると思います。イノベーションは、考えているだけでは起こりません。「誰も取り残さない未来社会」に向けて、一人一人ができることを探してアクションを起こしてください。
- カズ・ヒロ
- 「それはいい質問ですね。やっぱり虐待などを受けていると、なんとかして自分を作り上げないと、どうにもならないというのがあったので。あと、やっぱりディックさんはじめ、すばらしい人に会ったことで、お返しをしないといけない。与えられたものに対して頑張ってやり遂げないといけないという気持ちもありました。いいものを作りたいというのは、いつも思っていることなので、それら全部の集まりですよね。それでやり続けられた。達成感というのもあります。いいものができた時に、説明をしなくても見た人はやっぱりわかるわけですよ。いいものと悪いものが。自分もいいものを見ることが好きで、そういうものは説明なしで自分に入ってくるものなんです。僕自身、何かを作り上げるということが、生きる理由なんです。そこでしょうね。それをやめたら死んでいるのと一緒だというふうになりますから、そこが大事なところですね。それが理由で、まだ続けているんだと思います」
- アメリカで生活して25年以上たつので、両方の言語がぐちゃぐちゃになっていますけれど、とりあえず僕がやってほしいことは、やっぱりやりたいことを突き詰めてやっていかないとダメです。人生ね、生まれてきて存在しているということ自体が、非常にすばらしいことですから。その中で、自分に何ができて何を残していくかというのは、僕にとっては非常に大事なので、それを見極めてやっていただければと思います。
- 財津和夫
- 自分は音楽しかないなとか、これをやっていると楽しいから、みんなの前で歌う日々がほしいなとか。じゃあもう東京だというので東京をみたんですけれども、遠い遠い。「ニューヨーク?」っていうぐらい遠かったですね。だからちゅうちょはありましたけれども、とにかく目の前しか見ない。先のことを考えると不安で不安でしようがないんですよ。「どうせこんな活動したって、3年もてば」と思ったので、3年後のことを考えたら憂うつになるんですけれど、もう何とかなるさ、しかないでしょう。もう本当に(笑)。深く物事を考えられない性格でよかったなと思いますね。
- 一線ではないんですけれども、長く続けていることは間違いないので、続けられたということは、理由は分かりません。ただ好きだからやれているなというのはありますよね。持続するためにどうしたらいいかとか、計画性を持って2年後にはこうしようとか、あまりそんなことを分析したり計画したりしないで、あした楽しいことをしようって思ってやっているうちに、何だか続いちゃったというのがあります。正直長く続けようとも思っていなかったし、長く続いているなとも断続的にしか思いがないんですよね。「人間万事塞翁が馬」じゃのうとかって思うこともありますけれども。だって山あり谷ありじゃないですか。谷底にいるなと思っている時も、「きっとまた次、高いところに登っていけるんじゃないかな。そこにいるんじゃないかな、自分はまた」って思えるんじゃない。
- 「バカになってくださいよ。皆さん賢いもんね。賢いと、つらいと思うよ。賢い人って上には上がいて、また上に上もいるじゃないですか。だから上を見ると『なんでこんなに賢いの?』と。そういう人から押しつぶされそうになるので、あとはもう開き直ってバカになるしかない。バカになると、賢い人から押しつぶされませんから大丈夫です」
- いつも最初来た方にはお伝えしているんですけれども、「自分を変えてみてはどうですか」って言うんです。自分のまま詞を書いても何も面白くないですよ。もう一人の自分とかね、自分の知らない自分を書くことで喜びがあるというか、立体的になっていくわけです、自分がね。それが楽しみですから。そうやっていくうちにストレスもとれていくんですよ。自分をまた客観的にもう一人の自分を見ることができて、「こんなことを書いている私がいるわ。私ってこんなことを感じていたんだ。知らなかった、自分のことを」というふうになったりできますよね。ですので、それを楽しみに日常生活を送ることができるんじゃないかなって思います。
- 言葉って、本当にたあいのない言葉もあるし、難しそうな説明的な言葉もいっぱいありますし、でもやっぱり僕たち一般人は楽しく生きていくということが、僕は大切だなって思うんですよね。難しく難しくして生きてきたようなところが僕の中にはありましたので、やっぱり楽しく生きていきたいなっていう強い思いがあります。柔らかな言葉を使って。軽いノリの言葉がネット上にいっぱいあります。それが嫌だという方もいらっしゃるんですけれども、その軽いノリの言葉はもうどんどん使っちゃっていくことが、社会の中に自分がいるっていう確認にもなるような気がする。軽いノリの自分がいるということは、先ほども言いましたけれども、前向きで楽しくなれるんですよ。だから新しい言葉が生まれたら、それを率先して使いましょう。言葉ってどんどん生まれ変わっていくものだと思うので、そんな新しい言葉をいっぱい使って詞を書いて、自分の変化も楽しみ、他人と共感することができるように。いっぱい詞を書きたいなって、僕自身は思っています。
その他
- 10分で読める 発明・発見をした人の伝記
- さくらももこ (「ひとりずもう」より一部抜粋)
- そこで、自分には少しムリかもとか合ってないかもと感じたら、微調整を考えてみる事も大事だと思う。私の場合は、一度トライしただけでいきなり大きな方向転換を考えたりしてみたのだが、結果的には正当な少女漫画というのは自分には合っていなかったので、今の作風にするという微調整を行ったのだ。ひとつのスタイルをずっと追い続けてなかなか上手くゆかなかったら、もしかしたら人生の莫大な時間をムダにしてしまうかもしれない。自分のできる事と自分のレベルを冷静に自覚し、それなりの手応えを感じれば、まっしぐらに挑戦する時期がある事はすばらしいと思うが、状況に応じて対応できる柔軟な心というのも非常に大切だと私は思う。
- 青春の時期というのは、やみくもに夢だとかああなりたいとかこうなりたいとかおもいがちだが、人生って夢やイメージではなく、毎日毎日が続いてゆくものであり、人間が一日にできる事といったらホントにちょっとだけだし、ちょっとだけしかできない事を、楽しんだり味わったりしてゆく気持ちを若いころから忘れないでいて欲しいと思う。
- 家族はわかってないのだ。私が、少女漫画ではなく、エッセイ漫画を描くことに決めた事をわかっていない。少女漫画を描いていた時は、絵が上手く描けないとか、ストーリーが浮かびそうもないとか、様々な困難に襲われ、自信を失い、弱気になっていたが今回は違う。絵は、一般的な少女漫画とは全然違う方向に変えた。こういう絵を描くのも私は好きだったし、描き始めてみると少女漫画よりずっと自分には合っている感じだ。上手いわけではないが、できる限りていねいに、ものすごく心を込めて描こうと思った。少女漫画のラブストーリーは、次々と思い浮かぶ気がしなかったが、エッセイ漫画ならできる気がする。できる気がするというより、できない気がしないと言った方が微妙に正確かもしれない。

